ゼレンシキー宇大統領、NATO加盟方針につき「ドアは開いているというか、入ることは今のところ禁じられている」」
ウクルインフォルム
ゼレンシキー大統領は19日、ウクライナは欧州連合(EU)・北大西洋条約機構(NATO)の加盟展望を必要としているとし、それが本当にウクライナにとって助けとなると主張した。
ゼレンシキー大統領がミュンヘン安全保障会議にてウクライナ東部の攻撃に関する質問に答える形で発言した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。
ゼレンシキー氏は、EU加盟展望につき、「明日(20日)は、ウクライナは英雄「天国の戦士」の日である。8年前、ウクライナ人は自らの選択を行い、多くの人がそのために命を投げ打った。それから8年たっても、ウクライナは、欧州展望の承認をずっと呼び続けなければいけないのだろうか? 2014年から、ロシア連邦は、私たちは誤った道を選んだ、欧州に私たちのことを待っていない、と説得し続けている。それが正しくないことを、欧州こそが話し、行動で説明するべきではないのか? 欧州が今日『私たちの国民は、ウクライナのEU加盟に肯定的だ』と言うべきではないのか? どうして私たちはその問題を避けているのだ? ウクライナは率直で正直な回答を得るに値しないのか?」と強調した。
同氏はまた、それはNATO加盟にも関わることだとし、「私たちには、ドアは開いていると言う。しかし、今のところ、そこに入ることは固く禁じられているのだ。NATOの全ての加盟国は、私たちを目にしたいのか、それとも目にしたくないのか。正直に言って欲しい。オープンドアは良いことだ。しかし、私たちには、オープンな回答が必要なのだ。何年も問題を放置していてはいけない。真実を知る権利は、私たちの高次機会には含まれていないのだろうか? 真実にとって最善の時は、次のマドリードの(NATO)首脳会談である」と強調した。
なお、2022年のNATO首脳会談は、6月29、30日にマドリードで開催される。
写真:大統領府