ウクライナはインドからのより明確なロシア侵略への非難を望んでいる=駐印ウクライナ大使
ポリシチューク大使が「アメリカの声」へのインタビュー時に発言した。
ポリシチューク氏は、自身の任命後(編集注:ポリシチューク大使は本年6月に駐印大使任命されている)インド側の政府関係者やウクライナを応援してくれている人々と話をしてきて、大きな支持とロシア侵略に対するウクライナの戦いへの理解を感じたと発言した。
その点で同氏は、インドもまた隣国と問題を抱えており、インド国民の間に誰に罪があるか、という疑問は生じず、ロシアがウクライナを侵略しているということを人々は明確に認識していると指摘した。
同氏は、「加えて、私たちは、政治のレベルでインド側からロシアが現在ウクライナに対して行っている侵略行為への非難をよりしっかりと目にしたいと思っている」と発言した。
さらに同氏は、インドの報道機関はウクライナで起きている重要な出来事を十分に幅広く伝えていると指摘した。そして、「私たちは、そのルポを読んでいる人たち、ウクライナの人々の痛みを感じている人たちの内の最も活発な人々が何とコメントし、どのように反応しているかを見ている」と発言した。
その他同氏は、自身のインドでの活動では、現時点での主要な努力はゼレンシキー大統領が提案している「平和の公式」の実現に向けられていると発言した。
その際同氏は、「私たちは、平和の公式において、環境安全保障に関する第8項の実現への大きな関心を目にしている。それはインドの同僚たちが全くもって分かりやすいものだ。私たちは、インド外務省に、ウクライナ領における対地雷活動者としてインド企業が活動できるように許可を出すよう呼びかけており、外務省がその呼びかけを受け入れ、支持することを期待している」と発言した。
また同氏は、ウクライナはインドが食料安全保障問題に関心を抱いているのを目にしていると述べた他、インドが核安全保障に関わる問題にもより積極的に加わることを期待していると指摘した。
その際同氏は、「それもまた、インドで原子力が発展しており、核兵器使用の脅迫が全く受け入れられないとの観点から、ここではよく理解されている分野の1つである。インドは、ご存知の通り、核保有国である。そのため、作業すべきこと、そのための可能性がある」と発言した。
同氏はまた、インド商業界がウクライナへの訪問、ウクライナの復興・再建の支援に大きな関心を抱いているとも指摘した。