47か国、北朝鮮のロシアへの弾道ミサイル供与と対ウクライナ攻撃を非難
ウクルインフォルム
9日、47か国の外務大臣は、ロシアが北朝鮮から国連安保理決議に違反する形で弾道ミサイルを受け取り、そのミサイルでウクライナの町々を攻撃したことにつき、両国を非難した。
ウクルインフォルムが非難声明を入手した。
声明には、「私たちは、北朝鮮の弾道ミサイルの同国による輸出とロシアによる購入、またロシアによる2023年12月30日と2024年1月2日のウクライナに対するそれらミサイルの使用を、最も毅然とした方法で非難する」と書かれている。
またその際、これらのミサイルの使用は、ウクライナの人々の苦しみを増し、ロシアの侵略戦争を支え、世界の不拡散体制を弱体化させるものだと強調されている。
さらに、外相たちは、北朝鮮からロシアに対して弾道ミサイルやあらゆる武器、ミサイル関連品が提供されていることは、国連安保理の数多くの決議への著しい侵害だと指摘した。
声明には、「私たちは、ロシアが北朝鮮にこの武器輸出と交換に与えている物を注意深く追っている。私たちは北朝鮮とロシアに対して、関連の国連安保理決議を順守し、その違反行為全てを速やかに止めるよう呼びかける」と書かれている。
またこの声明には、全ての国に対して、履行が義務である国連安保理決議に違反するロシアと北朝鮮への非難に加わるよう呼びかけられている。
さらに、「私たちはまた、北朝鮮に対して、朝鮮半島人おける強力な平和への唯一の道である外交へと戻るという多くの真の提案に答えるよう呼びかける」とも書かれている。
これに先立ち、9日、カービー米ホワイトハウス国家安全保障会議(NSC)戦略広報調整官は、米国はロシア軍が過去数日、北朝鮮製弾道ミサイルをウクライナの町に対して使い続けてきたことを示す証拠を持っていると発表していた。