ゼレンシキー宇大統領、ジョリー・カナダ外相と会談 ウクライナ児童帰還問題などにつき協議
大統領府広報室が会談結果につき公表した。
発表によれば、ゼレンシキー大統領は、カナダ政府とカナダ国民に対して、全面戦争下におけるウクライナへの強力な支援につき謝意を伝えた。その際同氏は、「私たちは、カナダの特別な姿勢、侵略当初からウクライナに対して与えられている強力な財政支援、軍事支援、人道支援を高く評価している。それは、真に強固な関係とパートナーシップを示すものだ。また、私は、カナダ政府による次の軍事支援の拠出に関する決定につき謝意を伝えたい。それは侵略に対して効果的に戦う上で私たちの軍を強めるものだ」と発言した。
ゼレンシキー氏はまた、ウクライナの和平案「平和の公式」実現と「グローバル平和サミット」の準備・開催の諸方策について伝えた。
さらに同氏は、強制的に移動させられたウクライナ児童の返還を目指す国際的連合の活動においてカナダが主導的役割を果たしていることをにつき謝意を伝えた。発表には、同日、キーウにおいて、ジョリー外相とイェルマーク宇大統領府長官が共同議長を務めた上で、同問題に関する会合が開催されると書かれている。
その際ゼレンシキー氏は、「私たちにとって、児童を含め、ウクライナ国民全員の帰還は、引き続き重要優先課題であり続けている。私たちは、カナダが国際ウクライナ児童帰還連合の創設の際に重要な役割を果たしたことに感謝しているし、それは私たちの児童全員がすぐに故郷へ戻すことに役立つものだ」と発言した。
双方はまた、カナダとの間で締結に向けて準備が進められているウクライナの安全保証に関する二国間文書について協議を行った。
さらに双方は、ウクライナとカナダの首脳レベルでの今後の対話と国際機関での対話に関して行動を調整した。
これに先立ち、2日、ジョリー加外相がキーウを訪問し、ウクライナ児童帰還連合の活動開始を発表していた。