他の何千人の拷問を受けた人々同様、ナワリヌイはプーチンに殺された=ゼレンシキー宇大統領
ウクルインフォルム
ウクライナのゼレンシキー大統領は16日、ロシアの野党政治家アレクセイ・ナワリヌイは、他の何千の拷問を受けた人々同様、プーチン露大統領に殺されたとする見方を示した。
ベルリン訪問中のゼレンシキー大統領がショルツ独首相との共同記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。
ゼレンシキー氏は、「たった今、ロシアの牢屋でアレクセイ・ナワリヌイ氏が死亡した。他の何千のその一人の生き物に拷問を受けた人と同じく、彼がプーチンに殺されたのは明白だ。プーチンにとっては、自らの立場を守るためなら、誰が死のうと関係ない。そして、だからこそ、彼は何も保持すべきではないのだ」と発言した。
また同氏は、プーチンは全てに負け、全てを失い、犯したことの責任を取らねばならないと強調した。
ショルツ独首相は、ドイツはナワリヌイ氏の死につき「衝撃的で、重苦しいニュースだ」と発言した。
さらにショルツ氏は、ナワリヌイ氏本人が毒を守られた後にベルリンで治療を受けていた時に彼と会って話したことがあると述べ、彼のロシアへの帰還の願いは命を代償としてしまったと発言した。
また同氏は、ロシアを支配している政権がどのようなものか最終的に明らかになったとし、少しでも批判を表明したり、民主的な立場を取ったりすれば、命の危険に晒されるのだと述べた。
そして同氏は、「ロシアが変わったことを示すものとして、それはひどいことだ…。長きにわたり、それは全く民主主義ではない」と述べ、何年か前までは、ロシアでも民主主義の方向に向かう肯定的な発展を見ることができたとの見方を示した。
これに先立ち、16日、ロシア当局は、ヤマロ・ネネツ自治管区で野党政治家アレクセイ・ナワリヌイが死亡したと発表していた。
写真:ウクライナ大統領府