スイスでの「平和サミット」では、いずれロシアに渡す共同計画を策定していく=ウクライナ政権幹部

スイスでの「平和サミット」では、いずれロシアに渡す共同計画を策定していく=ウクライナ政権幹部

ウクルインフォルム
ウクライナのイェルマーク大統領府長官は15日、スイスで開催される第一回「平和サミット」の参加者は、もしかしたら次回のサミットでロシアに提示されることになるかもしれない、共同計画の調整を行っていくと発言した。

イェルマーク大統領府長官がスイスでの「平和サミット」の前にテレビ番組「統一ニュース」出演時に発言した。

イェルマーク氏は、「それら(編集注:プーチンの発言)は、多くの国がここ(編集注:平和サミット)へ来て、平和について話すという決定に、全く影響を与えなかった。それこそが、共同計画の構築原則を調整せねばならないという私たちの哲学だ。そして、その後で、もしかしたら、その計画が準備ができて、責任ある世界の大半の国の同意を得た上で、第2回『サミット』の際にでも、ロシア側に提示し、渡すことになるかもしれない」と発言した。

同氏はまた、クレムリンのヒステリーが示しているのは、ウクライナやパートナー国が正しい道にいるということだと述べた。

さらに同氏は、「私たちの戦士は、私たちがそのような事を行い、世界と話し、私たちの勝利を確かに近付けることができるような可能性を守り、与え続けてくれている。私たちは、あなた方を騙さない。現行大統領の内は、いかなる『ミンスク』風やら『ブダペスト』風のものは出てこない。その点は確信しておいてくれ」と強調した。

その他同氏は、ロシアは第一回「平和サミット」を失敗させることができなかったとし、ロシアの圧力や脅迫があったにもかかわらず、同「サミット」には100の国と国際機関の代表者が訪れていると指摘した。

そして同氏は、「2年前に、大統領がウクライナの『平和の公式』を発表した時に、多くの者が疑問を抱きながら話していたことが、もう実現しているのだ。それは、主に首脳のレベルで、100以上の国と国際機関の参加、出席をもって開催されている。そして、ロシアが破綻させるため、失敗させるために、行ってきたこと、最後の数時間も行い続けていることの全ては、失敗したのだ」と発言した。

同氏は、そのような数の国がスイスで今日明日とウクライナの和平案「平和の公式」を議論していくのは非常に良いことだとし、それは「戦争とどのように止め、私たちの大地に公正で正直な平和を、クレムリンからの何らかの狂った脅迫や最後通牒の上にではなく、国際法規範や国連憲章の上に築いていくこと」だと指摘した。


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