ゼレンシキー宇大統領、オルバーン・ハンガリー首相と第2回「平和サミット」の準備につき協議
ゼレンシキー大統領がキーウを訪問したオルバーン・ハンガリー首相との会談後共同記者会見の際に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。
ゼレンシキー氏は、「ハンガリーは第1回『平和サミット』に参加し、サミットのコミュニケを支持した。それは、ハンガリーが私たちの国にも地域全体、欧州にも長期的な安全を取り戻すために効果的でいる準備があることを物語っている」と発言した。
また同氏は、オルバーン氏との協議の際には、ハンガリーが現在第2回「サミット」の準備にてどのようにリーダーシップを発揮できるかについて具体的に協議したと伝えた。
そして同氏は、「私たちは、年内に第2回サミットを組織する可能性を見ている。そして、そのためのあらゆる準備作業を私たちは今後数か月で行うことができる。私たちは、ハンガリーの本件への支持と積極性につき感謝していく」と発言した。
さらに同氏は、ウクライナはオルバーン首相がハンガリーのEU議長国就任後の最初の訪問先としてキーウを訪れることにした決定を重視していると発言した。
同氏はその際、「あなたの訪問がハンガリーのEU議長国就任直後に始められたことを重視している。それは、ウクライナと欧州全体に公正な平和を取り戻すことがどれだけ重要か、現在の困難を解決すること、欧州強化、経済、社会発展のための新たな基盤を確保することがどれだけ重要かという、私たちの欧州の優先課題を明確に示すものだ」と発言した。
同氏は、これら全てのことが今回のテタテ会談の際に話し合われたとし、その後拡大会合も行われたと伝えた。
その他同氏は、「大切なことは、ハンガリーのEU議長国が効果的であることだ。欧州全体において、人々は、政治的見解の相違があるが、欧州の強化、人々と社会発展、欧州の企業の成長のための新しい可能性を目的とする効果的な欧州政治を等しく見たいと思っている。それこそが私たちが一緒に確保しなければならないことだ」と発言した。
写真:キリロ・チュボチン/ウクルインフォルム
これに先立ち、6月15、16日、スイスで第1回「グローバル平和サミット」が開催された。同サミットでは、ゼレンシキー大統領が提唱する10項目和平案「平和の公式」の内、核安全保障、食料安全保障、人道問題(捕虜・被拘束者の交換、連れ去られた児童の帰還)という3項目が協議された。サミットの総括として、共同コミュニケが採択された。ハンガリーは同コミュニケに署名している。