ゼレンシキー宇大統領、スターマー英首相と会談
ウクライナ大統領府広報室が伝えた。
会談は、ロンドン・ダウニング街10番地のイギリス首相官邸で行われた。
スターマー氏は、ゼレンシキー氏に対して「あなたは、私のところを訪問した最初の首脳だ」と述べ、今日は英国の新内閣組閣からちょうど2週間目だと指摘した。
さらに同氏は、「私は、あなたをここで迎えられ、1年半前にキーウへ、あなたのところを訪れた時に述べたことを繰り返せることをとてもとても嬉しく思う。それは、私たちのところで選挙があっても、英国の支援は変わらない、というものだ。それは必要な限り強力であり続けていく」と強調した。
加えて同氏は、英国議会において、ウクライナに関しては満場一致の支持があると明言した。
その他同氏は、本日ゼレンシキー氏は英国内閣の前で演説をする今世紀初めての外国の首脳となると強調した。そして同氏は、「そのため、私たちにとって、これは、あなたをここで迎えて、ロシア侵略との戦いにおいて私たちの支持をあなたとウクライナの人々に確認する、そして私たちのあなた方と一緒にいるという覚悟をもう一度確認する機会を得るという、非常に特別な瞬間だ」と発言した。
これに対して、ゼレンシキー氏は、「英国は、この全面戦争の最初から、私たち、ウクライナの人々と一緒にいてくれたのであり、本当に私たちに非常に近い」と謝意を伝えた。
同氏は、会談の前に、「その団結に感謝している。私たちはその支持を感じているし、あなた方の強力な決定は何度となく私たちが自由と民主主義をウクライナで守る上で助けとなった。私たちは、北大西洋条約機構(NATO)首脳会議で生産的な会談を行、今日私はまた、この戦争において私たちを助ける可能性のある強力な決定についてあなたと話し合いたい」と発言した。
会談後には、ゼレンシキー氏は、テレグラム・チャンネルにて、主要議題には前線状況、ウクライナ国民の命を守るための長射程武器の必要性が含まれたと伝えた。
そして同氏は、「ウクライナ海洋安全保障戦略の確定について報告した。今後も私たちの海洋連合の強化のために一緒に作業をしていく」と指摘した。
なお、ゼレンシキー大統領は、18日から英国を訪問している。18日には、ゼレンシキー氏は、第4回欧州政治共同体首脳会議に出席した他、英国王チャールズ3世に謁見している。