モディ印首相、8月のウクライナ訪問を計画=報道
ウクルインフォルム
インドのモディ首相は、8月にウクライナを訪問することを計画している。実現すれば、ロシアの対ウクライナ全面侵攻が始まって以来初めてのモディ氏のウクライナ訪問となる。
WIONが外交関係者の発言を元に報じた。
報道によれば、モディ氏のウクライナ訪問は8月23日が最も可能性が大きいという。インドの複数の外交関係者がWIONにこの情報を認めたという。
なお、ゼレンシキー宇大統領は年初にモディ印首相と電話会談を行い、ウクライナ訪問へと招待していた。
モディ氏はまた、6月にイタリアでのG7首脳会議の会場でゼレンシキー氏と会談している。その際双方はウクライナ情勢について協議していた。
また、7月8日のウクライナ首都キーウの小児病院「オフマトディト」がロシア軍のミサイル攻撃を受けた際に、モディ氏はロシアの大統領邸宅にてプーチン氏と会談し、抱き合う写真を公開した。これに対して、ゼレンシキー大統領は、9日、ロシアの残虐なミサイル攻撃で多数の死傷者が出たことを喚起した上で、「このような日に世界最大の民主主義国の指導者がモスクワで世界で最も血塗られた犯罪者と抱き合っているのを見るのは、多大な失望であり、平和への努力に対する破滅的な打撃である」とコメントしていた。
その後、同批判を受け、インド外務省は、駐印ウクライナ大使を召喚している。
また、19日には、ウクライナのクレーバ外相とインドのジャイシャンカル外相が電話会談を行っている。
写真:Yorgos Karahalis/Bloomberg