クレーバ宇外相、アフリカ3国を外遊へ
ウクルインフォルム
ウクライナのクレーバ外相は、8月4日から8日にかけて自身の4度目となるアフリカ外遊を行っており、マラウイ、ザンビア、モーリシャスを訪問する。
ウクライナ外務省広報室が発表した。
発表には、「8月4〜8日、ドミトロー・クレーバ外相は、マラウイ、ザンビア、モーリシャスを訪問する」と書かれている。
外務省はまた、この3か国のウクライナ外相による訪問はいずれも初めてだとし、外相4度目となるアフリカ外遊は、アフリカ諸国との関係構築の継続が目的だと指摘した。
クレーバ氏は、各国首都であるリロングウェ、ルサカ、ポートルイスで、首脳、外相、ビジネス・文化関係者と協議を行うという。
その際、議題の中心となるのは、相互尊重・利益を基本とする二国間関係の発展となるとしつつ、重要議題の1つは、アフリカ諸国がウクライナと世界のための公正な平和の回復のためのグローバルな努力への参加だと書かれている。
マラウイでは、クレーバ氏は、食料安全保障におけるウクライナの重要な役割、農業分野の経験・技術の交換、人道プロジェクト「ウクライナからの小麦」に特に力点を置くとのこと。
ザンビアでは、二国間関係の発展、政治対話、国際機関内での協力を協議する予定。
経済発展の著しいモーリシャスでは、投資の誘致、モーリシャスの企業のウクライナ再建・復旧への参加が話し合われれるという。
なお、ウクライナは、2022年1月にアフリカ戦略を採択。この一環で、アフリカ外交を著しく活発化させている。
クレーバ外相はこれまでに、2022年10月(セネガル、コートジボワール、ガーナ、ケニア)、2023年5月(モロッコ、エチオピア、ルアンダ、モザンビーク、ナイジェリア)、2023年夏(赤道ギニア、リベリア)の3回、アフリカ諸国を訪問している。