ロシアは冬季を前にウクライナの原子力施設への攻撃を準備している=ウクライナ外務省
ウクルインフォルム
ウクライナのシビハ外相は21日、国際原子力機関(IAEA)に対して、冬季を前にしたロシアによるウクライナの重要原子力施設への攻撃準備につき報告した。
シビハ外相がソーシャルメディア「X」アカウントに書き込んだ。
シビハ氏は、「ウクライナの情報機関の情報では、クレムリンは、冬季を前にウクライナの重要原子力施設への攻撃を準備している。具体的には、原子力発電所の開放発電装置と原子力発電の安全な作業のために非常に重要な送電変電所のことだ」と書き込んだ。
また同氏は、これらの施設へのダメージは世界的な影響を及ぼす原子力事故の高いリスクを生み出すとし、ウクライナの情報機関はこれらの情報をパートナー国に伝えたとし、IAEAにも報告されたと伝えた。
さらに同氏は、「ロシアは、欧州で原子力発電所を占拠し、世界を脅している唯一の国だ。ウクライナの『平和の公式』には、放射線・核安全保障についての項目がある。私たちは、国連憲章を尊重する全ての国際機関と国家に対して、テロ国家のシナリオを防ぐことを要請する」と呼びかけた。
その他同氏は、IAEAに対して、同機関がウクライナの複数のエネルギー施設へとミッションを拡大する決定を下したことにつき謝意を伝えた。同時に同氏は、「IAEA、パートナー国、その他の機関に対して、合意をいち早く実現するよう要請する。また、全ての関連施設におけるミッションの恒常的プレゼンスの拡大を確保するよう要請する」と書き込んだ。