ホッジス元米軍高官、西側諸国による戦車や戦闘機提供へ期待表明
ホッジス元米国駐欧州陸軍司令官は、ウクライナへ防空システム「パトリオット」2基の提供が決定された今、今後西側諸国が戦車や戦闘機F16の提供についても肯定的な決定を採択することを期待していると発言した。
写真 ウクライナへの侵略戦争を継続するロシア軍は、11日、同国南部ヘルソン州へと90回攻撃を行い、住民1名を殺害、5名を負傷させた。
ホッジス元米国駐欧州陸軍司令官は、ウクライナへ防空システム「パトリオット」2基の提供が決定された今、今後西側諸国が戦車や戦闘機F16の提供についても肯定的な決定を採択することを期待していると発言した。
ウクライナ軍参謀本部のフロモウ総作戦局副局長は12日、ロシア軍は2022年にいわゆる「特別作戦」の戦略的目標を達成できなかったところ、消耗戦を遂行するという決定を採択したと指摘した。現在ロシア軍は、ウクライナ東部ドネツィク州全域の制圧を望んでおり、その先にはザポリッジャ州左岸の制圧を目論んでいるが、現時点では結果は出ていないという。
ポーランドのドゥダ大統領は11日、同国政府がウクライナに提供を決定した主力戦車は「象徴的な数量」だとしつつ、同時にポーランドは、他の国が同国に続いて決定を採択するように求めていくと発言した。
11日、ウクライナの裁判官大会は、高等司法評議会の新しいメンバーを5人選出した。このプロセスは、司法改革の重要な要素となるもので、G7の大使たちが任命への期待を表明していたもの。
11日、ウクライナ西部リヴィウを訪問したゼレンシキー宇大統領、ナウセーダ・リトアニア大統領、ドゥダ・ポーランド大統領は、3国からなる「ルブリン・トライアング」首脳会談の結果として、共同宣言を採択した。3首脳は、宣言にて、「平和の公式」グローバルサミットの開催、ロシアに対する特別法廷の設置、ウクライナの欧州連合(EU)・北大西洋条約機構(NATO)加盟展望、ウクライナへの防衛支援の継続への支持を表明した。
英国防省は、11日のロシア国防省がウクライナ侵攻の総司令官をこれまでのスロヴィキン氏からゲラシモフ参謀総長に交代したことにつき、戦争遂行のアプローチへの「著しい変化」を示すものだと指摘した。
2023年1月11日
ウクライナのクレーバ外相は、ドイツがいずれウクライナに対して主要戦車を提供する決定を採択することを確信しているとしつつ、今は決定採択を急ぐよう、そして独製戦車の提供の準備のある他の国にその提供を許可するよう要請していると発言した。
ボドナール駐トルコ・ウクライナ大使は11日、トルコがウクライナに対してクラスター弾を提供しているとする情報を否定し、それはトルコとウクライナの関係を弱体化させることを目的としたものだと指摘した。
スウェーデンのクリステンション首相は11日、同国はEU議長を務める間、ウクライナを支え続け、ウクライナへの政治的、経済的、軍事的支援の提供において、欧州連合(EU)と米国の間の団結を維持していくと発言した。
リトアニアのランベルギス外相は11日、ウクライナに対する射程300キロメートルのミサイル「エイタクムス」と独製主力戦車レオパルド2の提供を呼びかけた。
ドイツ政府のヘーベシュトライト報道官は11日、独政府は、少なくとも今後数日で独製主力戦車のウクライナへの提供可能性に関する立場の変更は想定していないと発言した。
英国政府は11日、初めてウクライナへの主力戦車提供の意向を認めた。
ポーランドのドゥダ大統領は11日、ポーランドは、国際的な連合が設置されて、その一環で要件が満たされたら、ウクライナへと独製主力戦車「レオパルド2」を提供すると発言した。
ウクライナのゼレンシキー大統領は11日、同国西部リヴィウを訪問し、ロシア・ウクライナ戦争で戦死したウクライナ軍人の慰霊碑を訪れた。
フォンデアライエン欧州委員会委員長は10日、欧州連合(EU)はウクライナが同盟国・パートナー国からロシアの侵略を撃退するために必要な武器と装備を全て受け取るべきだとの立場を一貫して維持していると発言した。
米CNNは10日、ロシアが戦場での火砲砲撃が劇的に減少しており、場所によっては最高時の75%程度になっていると報じた。
フェルドゥーセン駐ウクライナ独大使は11日、ウクライナ国鉄「ウクルザリズニツャ」社に対して、ベーアボック独外相のハルキウへの渡航の支援を行ったことにつき謝意を伝えた。
ウクライナ軍のチェレヴァティー東部管区報道官は11日、ロシア側によるウクライナ東部ドネツィク州ソレダールを制圧したとする発表を否定した。
ウクライナのゼレンシキー大統領は、カナダのトルドー首相に対して、ウクライナのために地対空ミサイル「ナサムス(NASAMS)」を購入するとの発表につき謝意を伝えた。
ウクライナのマリャル国防次官は10日、同国東部ソレダールを維持を巡る激しい戦いが継続していると述べ、ロシア軍は多くの損耗を出しているにもかかわらず同市を襲撃していると伝えた。
2023年1月10日
ウクライナのゼレンシキー大統領は10日、ヴィクトル・メドヴェチューク(氏の実娘の宗教上の代父がプーチン露大統領)、タラス・コザク、レナト・クジミン、アンドリー・デルカチの4名のウクライナ国籍を停止(実質的に剥奪)した。
ウクライナのクレーバ外相は10日、ウクライナはドイツ製主力戦車「レオパルド2」を受け取ることになるということを疑っていないと発言した。
ウクライナで行われた最新の世論調査にて、69%の人々がウクライナが北大西洋条約機構(NATO)加盟を断念するという条件でロシアと和平協議を始めることに反対していることがわかった。
ウクライナへの侵略戦争を継続するロシア軍は10日未明、東部ドネツィク州クラマトルシクへとミサイルで攻撃を行った。その結果、集合住宅、教育機関、インフラ施設などが損傷し、民間人2名が死亡した。
ウクライナに駐在するG7の大使たちによるウクライナ国内改革支援グループ「G7大使ウクライナ・サポート・グループ」は10日、裁判官大会が高等司法評議会の8人の新しいメンバーを任命することと同評議会の速やかな活動の開始への期待を表明した。
イタリアのタヤーニ外相は、同国はウクライナに対して、防空システムを提供する意向を有しているが、同国政府は提供の前に技術的問題を解決する必要があると発言した。
ウクライナ東部マリウポリのアンドリュシチェンコ市長顧問は9日、ロシアにて一時的に占領されている同市における、破壊されていないが、住民が同市から避難しているアパートが略奪被害を受けていると報告した。
英国防省は10日、ウクライナ東部バフムート市周辺の情勢が困難であるとしつつ、ロシアが同市を近々包囲することはまずないだろうとの見方を示した。
ウクライナのゼレンシキー大統領は、1月20日に予定されているウクライナ防衛支援会議(ラムシュタイン会議)次期会合の前に、ウクライナにとって良いニュースが出てくる可能性を示唆した。