ロシアは自軍兵の遺体の回収を断固拒否している=ウクライナ副首相
ヴェレシチューク副首相兼一時的被占領地再統合相は、ロシア政権幹部がウクライナ領から自軍軍人の遺体を持ち帰ることを断固として拒否していると伝えた。
2022年3月7日
ヴェレシチューク副首相兼一時的被占領地再統合相は、ロシア政権幹部がウクライナ領から自軍軍人の遺体を持ち帰ることを断固として拒否していると伝えた。
米国防省は、ロシアがウクライナ侵攻のために同国国境周辺に集結させていた戦力のほぼ全てをウクライナ領に投入したと評価している。
ロシアによるウクライナに対する侵略の続く中、7日、ウクライナ・ロシア間で3回目の協議が行われた。ウクライナ代表団に参加するポドリャク大統領府長官補佐官は、人道回廊のロジスティック面で肯定的な結果が得られたと発表した。
7日、オランダ・ハーグに位置する国際司法裁判所(ICJ)にて、ウクライナの提訴を受けて、ロシアによるジェノサイド条約に基づくウクライナ対ロシアの公聴会が始まった。ウクライナ代表は、ICJがロシアに対して、ウクライナ領における軍事行動の停止を義務付けることを求めている。
欧州連合(EU)のフォンデアライエン欧州委員会委員長は7日、ロシアがウクライナに対する戦争を継続しており、民間人に多くの犠牲者が出ていることから、EUは次の対露制裁パッケージを準備していると発言した。
ウクライナのデニセンコ内務相補佐官は7日、現在、キーウ北西近郊のブチャ、ヴォルゼリ、ホストメリは敵が支配しており、これらの市の状況は危機的だと報告した。
ウクライナ外務省は7日、侵略を続けるロシア連邦が、キーウ(キエフ)州、ハルキウ州、ドネツィク州、ヘルソン州にて、民間人避難のための人道回廊の設置を再び破綻させたと発表した。
中国の王外相は、同国はロシアとウクライナの仲介役となる用意があると発言した。
ウクライナのアレストヴィチ大統領府長官顧問は7日、過去24時間、ロシア軍はどの前線でも前進ができなかったと報告した。
ロシアにより占領されているウクライナ南部ヘルソン州ノヴァ・カホウカでは、ロシアの占領への反対する住民たちが集会を開いたところ、ロシア兵が集会参加者を1名殺害し、7名に怪我を負わせた。
ウクライナのシュカルレト教育科学相は6日、ロシア軍は侵略開始後これまでにウクライナ領にて211軒の学校を完全にあるいは部分的に破壊したと発表した。
在日ウクライナ大使館は、2月24日のロシアによるウクライナ全面侵攻開始以降、3月7日までに同大使館が開設した寄付用口座にすでに合計40億円の寄付が集まったと報告した。
ロシア侵略軍は、キーウ近郊のホストメリ町のユーリー・プリリプコ町長他2名を銃殺した。町長らは、人々に人道支援を配っているところだった。
ウクライナ・ロシア協議にウクライナ代表団の一員として参加するダヴィド・アラハミヤ最高会議(国会)与党「人民奉仕者党」会派長は、ウクライナはロシアとの間で、北大西洋条約機構(NATO)加盟以外の安全保障モデルを協議することにオープンであると発言した。
ウクライナのレズニコウ国防相は7日、ウクライナと国際パートナーは、ウクライナ軍の防衛能力強化のために作業をしており、現在武器・弾薬供与には著しい進展があると発言した。
ロシアからの侵略が続くウクライナでは6日、キーウ(キエフ)州ザヴォリチ村にて、ウクライナ側警察機動隊KORD隊員がロシア軍の戦車2両を破壊した。
2022年3月6日
6日、ロシアにより一時的被占領地にあるザポリッジャ州メリトポリ、ヘルソン州へニーチェシク、カホウカ、カランチャクにて、住民による親ウクライナ集会が開催された。
ウクライナのクレーバ外相は6日、ウクライナはG7が来週にも新しい強力な対露制裁を発動することを期待していると発言した。
6日、東部マリウポリでは、戦闘の激しい同市から住民を避難させるための人道回廊が設置されたが、ロシア占領軍が停戦合意を守らず攻撃を行ったため、避難は中止となった。
ブリンケン米国務長官は6日、北大西洋条約機構(NATO)加盟国、特にポーランドは、ウクライナへ戦闘機を供給するための青信号(ゴーサイン)を受け取ったと発表した。
ウクライナの「オリガルヒ」と呼ばれる大富豪たちの内、ヴィクトル・ピンチューク、リナト・アフメトフ、ヘレハ一家、セルヒー・チヒプコの4名がロシアによる対ウクライナ戦争を非難した。残りは沈黙している。
2月24日のロシアによるウクライナへの全面的侵攻の開始から、すでに児童が38名死亡、71名が負傷している。
6日、中部ヴィンニツャ市近く、ハリシウカ村の軍事施設にロシア軍のミサイルが着弾した。
マリウポリ市には、住民を避難させるためのバスが到着した。
ウクライナのダニーロウ国家安全保障国防会議(NSDC)書記は、ロシア軍が世界最強であるという神話の実態がウクライナの各地で暴かれており、ロシア軍は戦略的目標が達成できていないと発言した。
エピファニー・ウクライナ正教会首座主教は、ロシアの政治概念「ロシアの世界(ルスキー・ミール)」は今ウクライナの大地に恐ろしい苦難をもたらしているとし、それにより永遠に破綻するだろうと発言した。
ジョンソン英首相は、諸外国首脳に対して、6項目からなるロシアの侵攻に対する対応計画に加わるよう呼びかけた。
ウクライナのゼレンシキー大統領は、バイデン米大統領と電話会談を行い、ロシアからの侵略を受ける中でのウクライナに対する支援について協議を行った。
2月24日のロシア軍によるウクライナへの侵略開始から、ウクライナ軍の志願者を中心とする部隊「領土防衛部隊」には10万人が新たに志願している。